洗面台の排水口から大事なものを落下させた

大きな鏡がついている洗面台が多く女性であればメイクやヘアセットなど身支度をする場所として活用されている方も多いのではないでしょうか。
ヘアピンや髪飾り、イヤリングやネックレス。あるいは、指輪などのアクセサリーを洗面所でつける時に、ついうっかり洗面ボールに落としてしまって転がって排水口から落下してしまったらどう対処すればいいのかお伝えしていきます。
洗面ボールは排水口へと傾斜がついているものがほとんどでセラミックで製造していることから転がりやすく、ちょっと落としただけで直ぐに排水口へと転がって落ちていってしまう傾向にあります。
排水口にはヘアキャッチャーがついているので、そこに引っかかって助かることも多くあります。しかし、ヘアキャッチャーを取り付けていなければ、ネックレスや指輪などは簡単に排水口から落下していき排水経路に流れていきます。
指環や高価なネックレスであればかなり焦るかもしれません。落下させてしまったら、もうダメだとあきらめてしまう方も多いのですが救出できる可能性があります。
洗面台の排水経路というのは、台所のキッチンシンクの直結する真っすぐなパイプとは異なりS字にカーブしているタイプのものが多くあります。このS字の部分にアクセサリーがとどまっている可能性が大多数あります。
アクセサリーを落とした時には水を流したりせず洗面ボールにつながっている排水トラップが樹脂製のものかもしくは金属製のものかを確認することが解決への道順となっています。樹脂製のものであれば、清掃口が排水トラップに取り付けられていますので、排水キャップの下にバケツを置いて排水キャップを取り外し水を抜いたうえで指を入れて確認してみましょう。大きなものであれば排水トラップを取り外しS字部分に残されていないか確認してみてください。排水トラップを取り外すのは、手で取り付けナットを回すことができますので容易に取り外すことが可能です。
ほとんどの場合、落下させてしまった直後に排水をしていなければ、この部分に残っていることが99%以上の確率で残っています。落としたアクセサリーはあきらめるという場合でも、もしS字部分に残されたままとなれば、そこに石鹸カスや唾液。あるいは、皮脂などがこびり付き排水管を詰まらせる原因になることも少なくありません。
金属製の排水トラップの場合ですと水道の修理業者に依頼をして確認してもらうことがいいでしょう。

洗面台の排水トラップの外し方

洗面台の排水トラップを外す手順は次の通りです。

１：水を止める
洗面器の栓を閉めて水を止めます。
２：トラップ下部の受け皿を準備する
トラップ下部に水が流れ出ることを防ぐため、受け皿を用意しておきます。
３：トラップを外す
トラップ下部のナットを、モンキーレンチを使ってゆるめます。トラップを左右に動かし、排水口から外します。
４：トラップの内部を清掃する
トラップを外したら、内部を清掃します。ビニール手袋をはめて、スポンジで洗剤をよく染み込ませ、内部をよくこすります。
５：トラップを取り付ける
清掃したトラップを再度取り付け、ナットを締め付けます。取り付けが完了したら、水を流して確認します。

ただし、排水トラップの形状や設置方法は、洗面台の種類やメーカーによって異なる場合があります。取扱説明書を確認し、適切な手順を確認してから作業を行うことをおすすめします。また、DIYに自信がない場合は、専門業者に依頼することも考えてください。



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