水道専門用語ガイド:案内配管・安全弁

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案内配管
建築や工業などの分野で使用される用語で、配管(パイプや管など)を適切な位置や経路に配置・設置することを指します。これには、配管の設計、施工、保守などが含まれます。
具体的には、建物や工場内の配管を効率的かつ安全に配置するために、配管の経路や通路を計画し、設計します。この際、配管の種類、材料、直径、流量などを考慮して適切な配置を決定します。また、安全規制や建築基準などにも適合するように配慮する必要があります。
案内配管に関する主なポイントや手順は以下の通りです。

●計画と設計
a.配管の配置を計画し、建物や施設の設計図に基づいて適切な経路を決定します。
b.配管の種類や規模、材料などを選定し、設計図上に配置します。
●施工
a.配管を建物や施設に設置します。これには、パイプを切断、曲げ、溶接、接合する作業が含まれます。
b.配管を適切な位置に取り付け、必要に応じて固定や補強を行います。
●検査とテスト
a.配管の施工が完了した後、漏れや破損がないかを検査し、必要に応じて修正や補修を行います。
b.配管の機能や流量などをテストして、正常に動作することを確認します。
●保守と管理
a.配管の定期的な点検やメンテナンスを行い、配管の効率的な運用と安全性を確保します。

案内配管の適切な設計と施工は、建物や施設の機能性や安全性に重要な影響を与えます。建築や工業プロジェクトでは、水道業者が関与して適切な案内配管を設計・施工することが重要です。



安全弁
流体システム(液体や気体の流れるパイプ、タンク、ボイラーなど)における過圧や過熱を防止するための装置です。これは、過度の圧力や温度が発生した場合に自動的に開いて、圧力や温度を制御する役割を果たします。
安全弁の主な目的は以下の通りです。

●過圧防止
システム内の圧力が設定された安全範囲を超えた場合に、安全弁が開き、過度の圧力を放出してシステムを安全な圧力範囲に保ちます。
●過熱防止
システム内の温度が設定された安全範囲を超えた場合に、安全弁が開き、過熱を防止するための冷却を可能にします。

安全弁の種類にはいくつかのタイプがあります。
●弁の動作タイプ
a.バルブ式安全弁; 弁を開閉して流体の通過を制御します。過圧時に開いて過圧を逃す役割を果たします。
b.ループ型安全弁; ループ状の管が過圧時に伸縮し、過圧を逃す原理で動作します。
●設定圧力による分類
a.設定圧力型安全弁; あらかじめ設定された圧力を超えると作動します。
b.調整可能型安全弁; 使用状況に応じて圧力を調整できるタイプです。

安全弁は、化学プラント、発電所、ボイラー、製造工場、油田など、多くの産業分野で重要な役割を果たしており、適切な設置、保守、点検が不可欠です。また、安全弁の規制や検査は、安全規制機関によって定められ、これらを遵守することが求められます。



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