水道専門用語ガイド:回収水・架橋ポリエチレン管・ガスケット

水道の修理隊

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回収水
「回収水」は、工場などで一度使用された後の排水を再利用するために回収された水を指します。この取り組みは、環境保護や資源の有効活用の観点から重要な取り組みとなっています。
工場や施設では、製造プロセスや作業において水を使用した後、その排水を適切に処理し、再利用できる水として回収します。回収された水は、再処理や浄化を経て、再利用されることで、新たな水資源の節約や環境への負荷軽減に寄与します。
この取り組みは、持続可能な開発目標の一環として、水資源の効果的な管理や持続可能な利用に向けた重要なアプローチとされています。



架橋ポリエチレン管
架橋ポリエチレン管(かけきポリエチレンかん、英 Cross-linked Polyethylene pipe、略称 PEX)は、ポリエチレンをベースにした合成樹脂で作られる管であり、特定の方法で分子間の結びつきを強化することで、耐熱性、耐圧性、耐薬品性が向上したものです。これにより、さまざまな用途に適した優れた配管材料となっています。
架橋ポリエチレン管は、主に次の特徴を持ちます。

●耐熱性と耐圧性; 架橋により、高温や高圧状態においても変形せず、安定した性能を保持します。
●耐薬品性; 一般的な化学薬品や酸、アルカリなどに対して耐性があり、腐食しにくいです。
●柔軟性; 加工しやすく、曲げやすいため、施工が簡単であり、配管の設置が容易です。
●耐摩耗性; 長期間の使用に耐え、耐摩耗性が高いため、メンテナンスが少なく済みます。

架橋ポリエチレン管は、冷暖房や給水、ガス配管、床暖房システム、農業用の灌漑システムなど、幅広い分野で利用されています。



ガスケット
主に配管や接合部などの間に挿入され、密封や接合を目的として使われるエラストマー製の薄いリング状の部品です。水道システムでは、配管や接合部の間で水漏れを防ぐためにガスケットが重要な役割を果たしています。
具体的には、以下のような場面でガスケットが使用されます。

●配管接合部
水道管同士や水道管とバルブ、フランジなどを接合する際に、ガスケットを用いて水漏れを防止します。
●バルブ
バルブの内部や周囲のガスケットは、バルブを閉じたときに完全なシールを提供する役割を果たします。
●ポンプ
水道システム内のポンプや関連機器の接合部でも、ガスケットが使用されて水漏れを防ぎます。

ガスケットは、耐水性、耐熱性、耐圧性、耐薬品性などの特性を持ち、適切な素材が選択されます。一般的に使用されるガスケットの素材には、ゴム(エチレンプロピレンゴム、シリコンゴム)、フェルト、PTFE(テフロン)、非アスベストがあります。
適切に選択されたガスケットは、水道システムの安全性と効率性を確保する上で重要な役割を果たします。



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