水道専門用語ガイド:リモートメータ・流水路

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リモートメータ
主に水道分野で使用される概念で、水道システムにおける計測およびデータ収集を遠隔地から行うための装置やシステムを指します。この技術は、水道インフラの効率的な管理や監視を目的として導入されています。
以下は、リモートメータの特徴や機能についての一般的な説明です。

●遠隔監視と制御
リモートメータは、水道システム内のメーターやセンサーを遠隔地から監視・制御することができます。これにより、リアルタイムで水の使用量や圧力、流速などをモニタリングすることが可能です。
●データ収集と分析
リモートメータは、水の利用状況に関するデータを収集し、これを分析してシステムの運用や効率改善に活用します。データ分析によって、水の適正な供給や需要予測が行えます。
●自動メータリングシステム(AMR)
リモートメータは、自動メータリングシステム(AMR)の一部として実装されることがあります。AMRは、定期的な手動のメーター読み取りを不要にし、遠隔地から自動的にデータを収集します。
●無線通信技術の利用
リモートメータは、無線通信技術(例 LoRaWAN、NB-IoT、Wi-Fiなど)を活用して遠隔地との通信を実現します。これにより、広範囲の水道インフラをカバーできます。
●節水と効率改善
リモートメータを活用することで、水の使用状況をリアルタイムで把握し、節水や適正な水利用を推進することができます。また、漏水の早期検知なども可能となり、効率的な運用が実現されます。

リモートメータシステムは、現代のスマートシティやスマートインフラの一環として導入され、効率的な水道システムの構築や維持管理に貢献しています。



流水路
流水路(りゅうすいろ)は、水が流れるために設計された経路や路、またはその構造物を指します。これは、自然の川や河川、人工的に作られた排水路、用水路、水路など、さまざまな形態があります。流水路は、水を効率的に導き、制御するために設計され、農業、産業、都市計画、防災などにおいて重要な役割を果たします。
以下は、流水路の主な種類と用途についての説明です。

●自然な流水路
a.川や河川; 地形や地勢によって形成された、自然な水の流れの経路です。これは地表流の一例であり、地下水が地表に現れて水路を形成します。
b.湖や池; 水が蓄積される場所で、流水路の源となることがあります。
●人工的な流水路
a.排水路; 都市や産業地域で雨水や排水を受けるための路やパイプなどがあり、洪水を防ぐ役割を果たします。
b.用水路; 農地や産業地域に水を供給するための路や水路です。灌漑や水利用が目的です。
c.運河; 貨物や人の輸送、灌漑、産業用水、観光などのために人工的に作られた水路です。
●都市計画および防災
a.洪水対策; 都市や住宅地域において洪水時の水の流れを制御するための流水路が整備されます。
b.治水施設; 洪水や土砂災害を防ぐための堤防や護岸、ダム、運河などが組み合わせて整備されることがあります。

流水路の設計や運用は、地域の状況や用途に応じて行われ、適切な水の流れを確保し、洪水や干ばつ、水不足などのリスクを軽減することが目指されています。



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